重力線分析
https://youtu.be/O5rTtF3uAyU重力線の設定
左右足底規定
下肢を関節可動域0度位にするために左右の足底が平行になるように立ちます。歩隔中心線に鉛直線がくるように設定した線がその人の基準線になります。その人の重力線として基準になり身体の正中線が一致するのが正常であり左右対称になれます。
重力線と正中線が一致できない場合には関節可動域に左右差が生まれ筋肉の緊張状態が持続的になることで左右対称の姿勢ができなくなります。
重力線分析
姿勢(前後面)と重力線
前後重力線分析は、左右足底を平行にして立ちます。足の間隔は身長170㎝の方で10㎝を基準にします。その中心線に鉛直線を置き基準にします。前後の正中線が一致して鉛直線と重なるものを重力線として3次元空間内の基準とします。正中線に対して骨格で左右対称に計測されても重力線から左右対称でないことがあります。理由として関節を守る関節包や靭帯の伸縮性の変化があります。筋・筋膜の大きさや弾力性も同時に変化があり左右の関節筋肉の運動機能に差が生まれます。機能に差があるということは使い方の差も大きいです。例えば開脚したら右脚は良く開くのに、左脚は突っ張って開かないとか感じることがあるかもしれません。それら形態と機能の変化が重力線から観て左右非対称が生まれ水平性垂直性の失われた骨格位置として観察されます。
https://youtu.be/Qqf4ZOMLWrY
重力線分析
姿勢(左右側面)と重力線
左右側面重力線分析は、左右内果前縁を結ぶ内果前縁線を基準に設定し、その線に鉛直線を合わせた線が基準としてその人の重力線になります。正常であれば大転子上縁点・第11肋骨点・肩峰点・耳孔が一致します。ストレートネック・猫背・まき肩・反り腰など同じような姿勢に見えても重力線からの前後比率が違いその人特有の脊柱の生理的弯曲の変化となります。重力線から観た脊柱列性の異状は咬合に影響し、噛みやすいところと噛みにくいができてきます。使いやすいところだけ使う習慣がつくと部分的に歯が強くあたるようになり何もしなくても顎が痛い、痛くて噛めないなどの症状がでます。顎関節を例に上げましたが他の関節にも同じように起きます。